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育学舎こころん
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教師の基礎・基本

初めて教師になって
初めて赴任したのは、
中学校でした。

教科が保健体育だったので、
1年目は、中学3年生の女子
の体育の授業を教えました。

「いきなり3年生⁈」
と思いましたが、
中学3年生にもなると、
落ち着いていて、
精神的にも大人のように
しっかりしていた子どもたちが
たくさんいました。

私にとっては、
中学校のゴールを
初めに学べたことは、
その後にとても役立ちました。

30年前の赴任した学校は、
”不良”がいる
”荒れた学校”でした。

私は、「なぜ、この子たちは、
こんなに心がすさんでし
まったんだろう」
毎日思っていました。
しかし、ベテランの先生方が、
「どうしてこんなふうに
なってしまったんだろう」
と話しているのを見て、
「私が、わからないのは
当たり前か」
と思いました。

そこでの、私の指導は、
本当に無力で・・・
”不良”の子どもたちとは、
会話にもなりませんでした。

30年前は、
私が赴任した学校だけでなく、
いろんな地域で
”荒れた学校”が存在していました。

学生時代
家庭教師をしていた時に、
”荒れた学校”に通っている
子どもたちから
『今日の学校のできごと』
の話を聞かされて
「そんな中学校があるんだ」
と、思っていました。
自分がそんな学校の
教師になるとは
考えてもみませんでした。

子どもを指導している私に、
ある子が、
「先生、先生になって
後悔していない?」と、
聞いてきたことがあります。
一瞬、自分の気持ちを
考えてしまいましたが、
「後悔は、していないかな」
と答えた記憶があります。

ただ、
「こんな教師になるために
教師になったわけじゃない」
と涙を流した
ことがあったのは、
事実です。

今でも、
その頃にかかわった子どもたち
(もう立派な大人になっています)
の何人かと時々、会ったり、
話をしたりすることがあります。

そして、その頃お世話になった
先輩の先生方と
会うこともあります。

先輩方も、
”戦友”と懐かしんでくれ、
30年前を一緒に
共有することができます。

20年くらい前に
ある先輩の先生が、
「今、あの子たちを担任したら、
あんなことには
なっていないと思うのに・・・」
とおっしゃっていました。
私も、本当にそう思います。

あの体験が
私たち教師を成長させてくれて、
”すさんだ心を癒すこと”
について、
みんな学んでいったと
思います。

子どもを産むときに、
先輩のママから
「母親は、
お腹に身ごもったときから
母親だけど、父親は、
子育てをしていきながら
子どもと一緒に
父親になるんだよ。」
と教えてもらった
ことがあります。

教師も一緒で、
初めから教師である人は、
ほとんどいなくて、
子どもと一緒に
教師に成長していくんだな
と思います。

私にとって、
忘れられない初任でしたが、
そのおかげで、
深いつながりを持った仲間
(先輩方ですけど・・・)を
1年でたくさん
作ることができたのは、
今も大切な大切な宝物です。

その頃の子どもたちにとって、
私は、ふがいない教師だった
かもしれませんが、
私は、その頃の子どもたち、
先生方に、ものすごく
感謝をしています。
その恩を、子どもたちに
返していかなければならない
と、考えています。

その経験が、
私の30年間の
教師としての基礎・基本であり、
退職した現在も役立っている
と思っています。

コメント (2)
  1. YUKARI より:

    大人になった生徒さんにまた会え、慕われてるって
    素敵ですね!

  2. life-supporter より:

    慕われているかどうか・・・わかりませんが・・・
    再開できるという子とは、すごく幸せなことだと思っています。
    久しぶりに、あって、昔のことを話ができるという幸せがあるから、何年もやめられないで続けられるんだと思います。
    本当にありがたいです。